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Vue の SPA をプリレンダリングする

  • # Vue.js
2020年07月16日

SPA のプリレンダリングというものを知ったので、試してみた

SPA の欠点としてよく、レスポンスで空 div を投げることがあげられる。

対策として SSR があげられるけど、そんなめんどいことしなくても 最初にアクセスしたときに生成される DOM をそのままコピればいいだけじゃね? って思って調べてたら Prerender なるものをみつけた。まさにこれだ。

よくみたら、Vue の公式サイトでも紹介されてた。

Vue.js サーバサイドレンダリングガイド #SSR vs プリレンダリング (事前描画) | Vue SSR ガイド

もしあなたが、幾つかのマーケティングのページの SEO を向上させるためだけに SSR を調べているとしたら (たとえば //about/contact など)、代わりに プリレンダリング (事前描画) を使用することをオススメします。 HTML を急いでコンパイルするために Web サーバーを使用するのではなく、プリレンダリングは、ビルド時に特定のルートに対して静的な HTML ファイルを生成します。利点はプリレンダリングを設定する方が遥かに簡単で、フロントエンドを完全に静的なサイトとして保つことができることです。

最高やん。

てことで、やってみる

Prerender SPA Plugin

GitHub - chrisvfritz/prerender-spa-plugin: Prerenders static HTML in a single-page application.

プリレンダリングするためのプラグインで、Vue、React、Angular に対応している

Vue 用は、CLI プラグインがあったので、こっちを使った。

vue-cli-plugin-prerender-spa - npm

$ vue add prerender-spa

各質問に答え終わると、vue.config.js に設定が追加される.

vue.config.js
module.exports = {
  ...
  pluginOptions: {
    prerenderSpa: {
      registry: undefined,
      renderRoutes: [
        '/',
        '/services',
        ...
      ],
      useRenderEvent: true,
      headless: true,
      onlyProduction: true,
    }
  }
}

ビルドして、index.html のソースを覗くとちゃんと中身があった。 感動 😭

Web Font Loader への対応

ウキウキでホスティングしてみたら、使用前より Lighthouse のパフォーマンススコアが落ちてた

70 => 55 くらい

ビルドされた HTML 覗いてみたら、Google Font の読み込みが二重になってた

Web Font Loader が、後から挿入してる読み込みタグがビルド時にも生成されて重複してるっぽい。

なるほど、そりゃそうか。

vue-cli-plugin-prerender-spa の公式 を確認してみたらカスタマイズの方法が載ってたので、参考にしつつ除去する

vue.config.js
module.exports = {
  ...
  pluginOptions: {
    prerenderSpa: {
      registry: undefined,
      renderRoutes: [
        '/',
        '/services',
        ...
      ],
      useRenderEvent: true,
      headless: true,
      onlyProduction: true,
      postProcess: route => {
        route.html = route.html
          .replace(/<link rel="stylesheet" href="https:\/\/fonts.googleapis.com(.*?)>/g、'');
        return route;
      }
    }
  }
}

再ビルドしてみたら無事除去されてて、今度はスコアも 80 超えてた

わーい